過去から現在までの道のり ep16
↑今日食べたおやつ🫶🏻
.
彼氏と喧嘩し、離れて暮らす事になってから1週間ほど経った。
彼氏からは、毎日のようにメールが届いていた。
写真付きで、
ここ楽しかったよね。
この時は〇〇に行ったね。
〇〇ちゃんコレ好きだったよね。
帰ってくるの待ってるよ。
などの内容。
このままじゃダメだと思い、私はきちんと彼氏に別れを告げようと思い、電話をした。
蚊の鳴くような小さな声で電話に出た彼氏。
1週間ほとんどご飯も食べれていないと言っていた。
でも、私は「もう別れよう」と思いを伝えた。
もちろん、彼氏は泣きながら引き止めてきた。
だけど、もう元に戻る事は出来ない。
彼氏は最後の最後まで納得していなかったが、いつまでも話していてもキリがないので、私は自分の思いと感謝だけ伝え電話を切った。
これで2年半の恋愛が終わった。
後日、彼氏が仕事へ行っている時間を見計らって必要な荷物を取りに行った。
散らかった部屋。
タバコなんて一度も吸った事がなかったのに、タバコの吸い殻がたくさん置いてあった。
机の上には、ノートがあり、開いてみると私が家を出て行ってからの日々の事が日記に書かれていた。
ネガティブな内容ばかり。
後悔の言葉もたくさん。
私の自分勝手な行動で、こんなことになったのに、胸が痛かった。
私が〇〇くんをこんなにも追い詰めたんだ。
もしかしたら、自殺とかしちゃうかな。
たくさんの事が頭をよぎった。
だけど、どんなに考えても情があっても、元に戻ると言う選択肢は私の中に一切なかった。
私は、荷物をまとめ、最後にそのノートに手紙を書き、合鍵を置いて家を出た。
思い出のたくさん詰まった家。
もうこの家に戻る事はない。